Nap cafe(ナップカフェ)


投稿:2011.01.30
【延岡・日向エリア】 【グルメ】 【カフェ】 【テイクアウト】

気取らず自然体でゆっくり過ごせる優しい雰囲気のカフェ。手作りベーグルサンドとガトーショコラが大人気♪

napcafe・ベーグルサンド

 寒い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしですか?慌ただしい年末年始が過ぎ去って、私も最近少々お疲れ気味なのですが、そんな時に、ふと飲みたくなるのが、心も身体も温まる「優しくて美味しい〜コーヒー」なんですよね!

napcafe・店内イメージnapcafe・店内イメージ

 そこで今回は、本格的なコーヒーと共に様々な軽食メニューやスウィーツを楽しむことができる、日向市のカフェ『Nap cafe』さんより、甲斐オーナーがこだわって手づくりした、只今人気の「日替わりベーグルサンドのプレート」をはじめ、ヴァレンタインデーを賑やかに楽しむのに最適な、「ガトーショコラ」など、おすすめメニューをご紹介致します。
(レポート:中本望美)

Nap cafe(ナップカフェ)

住所:宮崎県日向市鶴町3-5-8
電話:0982-55-3772
店休日:毎週木曜
(※イベント等が入る場合も休みになります)
営業時間:9:30~20:00(L.O.19:30) ※モーニングは11:30まで
駐車場:有り
※カフェバスなど出張依頼は上記までご連絡ください。

 

道案内

 JR日向市駅東口から海側へのびる道路をまっすぐ進み、国道10号線と交わる「鶴町交差点」をさらに海側へ進みます。するとすぐに左手方向に「富島高校」が見え、その正面(反対車線側)に「Nap cafe」があります。店舗わきに駐車場があります。

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Nap cafe店舗紹介

 オシャレでゆったりとした雰囲気の中、ひとりで本を読んだり、友達とのカフェタイムを楽しんだり、ゆっくり自然体で過ごせる、優しい雰囲気のお店です。

napcafe・外観napcafe・外観

napcafe・店内napcafe・店内

 お店に入るとかわいらしい黒板のメニューが皆さんをお出迎え♪フロアには個性的なテーブルやチェアがたくさんあり(全ておそろいでないのがいいんです!)、毎回どの席に座ろうかと悩んでしまいます!

napcafe・店内イメージnapcafe・店内メニュー黒板

 また、毎年春先に九州各地のカフェが合同で行う「Cafe week」にも参加されている事から、各地のカフェ・カードがたくさんならんでいます。見知らぬショップの情報が楽しめるので、カフェが好きな方には嬉しいコーナーです。

napcafe・スタッフなおさんnapcafe・スタッフなおさん

 ゆっくりくつろげそうな少し大きめのイスに座って、ふとカウンターの方を見てみると、そこにはとってもかわいらしくてすてきな女性が、作業をされていました。実はこの方がフードメニューを考案されている「なおちゃん」さんです。今日は「なおちゃん」さんお話を伺いながら、気になるメニューをご紹介して参りたいと思います♪

 

おすすめ〜日替わりベーグルサンドのプレート 730円

 北海道産のこだわり小麦粉をつかって、手作りされた自慢のベーグルをたっぷり楽しむことができるデリプレート!ちなみに、「デリ」とは、「調理済みのお惣菜」のこと♪そのデリプレートに、お飲物・プチデザートがついた、とってもお得なセットです♪

napcafe・日替わりベーグルサンドのプレート

 「ベーグル」といえば、今では馴染みのある単語となりましたが、お店をオープンして7年目になるNap cafeさんではオープン当初からベーグルサンドをメニューに載せていたそうなんですが、ベーグル自体が、地元ではそこまでなじみがなかった事もあり、一時期メニューから外していたそうです。
 しかし、ここ数年でベーグルという名前も知られるようになり、オーナーが素材にこだわり、過去の商品に改良を重ね、新たにNap cafeスタイルの「ベーグル」を作り上げたのだそうです。

napcafe・イメージ

 目の前に運ばれたプレートには、野菜がたっぷり盛りつけられ、ベーグルの中には、野菜・ベーコンがサンドされています。見た目も大きくて、ベーグルの香りもやさしく食欲をそそられてしまいます♪ごらんの通りとっても大きいですが、ベーグルと、中の具材は一緒に思いっきり頬張ってくださいね(笑)では、そのオーナー自慢のベーグルを早速頂きます♪
 噛みごたえのあるモチモチしたベーグルと、シャキシャキした新鮮な野菜、そして肉厚のベーコンならではのジューシーな肉汁が口いっぱいに広がります。
 もちろんベーグルの生地だけでも味わい深く、おもわずパクパク食べてしまいたくなります。

napcafe・ドライトマト

▲自家製ドライトマト。一緒に盛りつけられたデリも、すべて「なおちゃん」さんの手作り!ポテトサラダ、和風の煮物など、色とりどりで種類が豊富。

 いっぱいに盛られた野菜は地元でとれた新鮮なものを選び抜き、ドレッシングはカボスなどの旬の柑橘類を使ってとってもヘルシーに仕上がっています。また、サラダの中のカットトマトは、ちょっとめずらしい、自家製のドライトマトなんです。おいしいプチトマトがたくさん入荷できた時に、まとめてドライトマトを作るのだそうです。甘みやトマトの成分がぎゅっと凝縮され、栄養価も高くなる上に、長期保存もできるのだとか。

napcafe・イメージ

 ラテやエスプレッソなどに多様にマッチする豆をオーダーしたオリジナル焙煎のコーヒーや五ヶ瀬からとりよせたゆずやしょうがの紅茶など、こだわりのドリンクもお勧めの1つ。
 また、セットのプチデザートは、その日の仕入れや季節によっても異なりますが、この日は手作りのイチゴのコンフィチュール(コンフィチュールとは、砂糖やリキュールなどと一緒に煮立てたジャムのようなものです)がトッピングされたバニラアイス♪コンフィチュールとバニラアイスの相性は、ビックリするほどバッチリです♪

 

ガトーショコラ 1ホール3,500円 1カット450円

napcafe・ガトーショコラ

 中身がぎゅっっと詰まった厚みのある、大きめカットの贅沢なケーキ♪フォークを入れると、どっしりとした感触が手先に伝わります!口元に近づけるだけでカカオの香りが漂ってきます。口に入れると、カカオのほろ苦さと、甘さが上品なチョコレートがトロッと溶けていきます。こちらも、もちろん「なおちゃん」さんの手作りです。

napcafe・ガトーショコラ

 このガトーショコラには、上質のココアパウダーと、高級でおいしいで有名なクーベルチュールのチョコレートをたっぷり使っているんですよ!これほど贅沢なガトーショコラは、あまり見かけることがないのでは!これは、もうすぐやってくるバレンタインデーにピッタリではないでしょうか♪

※1ホールでの持ち帰りは3日前までの予約になります。おうちで贅沢なケーキを囲んでバレンタインを過ごすのもいいですね☆

 

チョコチャンク スコーン(2つセット)300円

napcafe・チョコチャンク

「チャンク」とは「ゴロっとした、かたまり」という意味。チョコチップがごろごろ入った、スコーンです♪スコーン独特の「割れ」をみるとスコーン好きの方は、うれしくなりますよね。
 外はサクッとしていて、中はふわっとした触感。バターとチョコレートの香りでほんわかした気持になります。

 このスコーンに使うベーキングパウダーは、ノンアルミニウム(添加物無し)でアレルギーや健康に気を使ったもの。ここでも、ナップカフェの優しさとこだわりがうかがえますよね。

 

アッフォガード 550円

napcafe・アッフォガード

 バニラアイスにエスプレッソをたっぷりかけたデザートです。アイスの冷たさ、エスプレッソの熱さを交互に楽しんだ後は、お互いが溶け合ってまた新しいデザートに変身するという、ひと品で、二度も三度もいろんな味を楽しめるデザートです。

 

キャラメルマキアート 520円

napcafe・キャラメルマキアート

 これを飲むとほっとできるんですよね〜。クリーミィな泡にかわいらしくキャラメルでアートが描かれた甘口のコーヒードリンク。寒い日や、甘いものが大好きな方、癒されたい方など、お勧めですよ☆

 

モーニング紹介 9:30~11:30

napcafe・メニューイメージ

ホットドックサンドセット 730円
(ホットドックサンド、デリ、ドリンクセット)

トーストセット  630円
(トースト、ベーコンエッグ、ドリンクセット)

ベーグルトースト 230円
自慢の手作りベーグルをシンプルにトーストしたもの。そのままでもおいしく頂けますよ!

 

コーヒーについて

◆以前のパワナビレポートでもふれたのですが、参考までにあらためて、「コーヒーについて」をご紹介しておきます!

 まず、巷でよく耳にする「カフェラテ」ですが、イタリア語で「カフェ」は「エスプレッソ」のこと、そして「ラテ」は「ミルク」の意味なんです。じゃあ「エスプレッソ」ってどんなもの?ということで、下記をご覧ください。

エスプレッソ

「高速の」という意味。深煎りした豆を極細挽きにし、”高温の蒸気を使って”抽出する入れ方で楽しむ珈琲の事。本場イタリアでは家庭でも簡単な器具を使って楽しんでいます。

カプチーノ

 エスプレッソ50%&ミルク25%&ホイップクリーム25%で、どちらかというとラテ(ミルク)よりもエスプレッソの味がより強く感じられる。ホイップクリームがおしゃれ!

カフェラテ

 エスプレッソ50%&ミルク35%&泡立てたミルク15%、ややミルクが多めなのでイタリアでは、主に朝食時に飲まれます。

 ちなみに「カフェオレ」はフランス語。コーヒー50%&温めたミルク50%を同時にカップに注ぐのが本格的な入れ方とされているそうです。

 

スタッフ紹介

napcafe・甲斐オーナー/スタッフなおさん

▲左から:甲斐オーナー、なおちゃんさん

なおちゃんさんコメント

「ナップカフェに勤めて5年になりました。最初は、ケーキ作りが得意だったので、デザートの分野をお手伝いしていたのですが、いつの間にかフードメニューも手がけるようになっていました。
 デリには、地元で採れたその時期の旬な野菜をつかうこと、体にやさしいこと、できるだけ手作りをすることに心がけています。そして、野菜が苦手な方でも、気にすることなく食事をしていただけるように、ドレッシングや調理の仕方を工夫しています。
 これから、まだまだ使っていない食材などもありますので、地元で採れた旬な食材を中心にして自家製のメニューの幅を広げていけるように、お料理も勉強していきたいと思います。」

甲斐祥一郎オーナーのコメント

(過去のパワナビレポート:インタビューより)

「僕は日向市出身なのでここが地元なんですが、カフェをオープンしたきっかけは学生の頃に訪れた留学先のアメリカでの出来事でした。
 シアトルで友達と、とある珈琲ショップに入ったのですが、そこには日本で感じることのできない空間がひろがっていて、とても印象に残るひと時をすごしたのを覚えています。今では世界的に有名な大手ショップのおかげ?で「シアトル系」なんて言葉を誰もが知っていると思いますが、これはショップの形態のことで珈琲の種類などではありません。シアトルで流行っていたエスプレッソやカフェ・ラテなどをメインにしたスタイルの珈琲ショップが日本にそのまま入って来たとイメージしてもらうといいと思います。
 今となってはそんな当たり前のネーミングも当時の日本ではまだポピュラーではなく、まったくマニアックなものだったんです。だから、シアトルで飲んだ珈琲は味・空間ともにインパクトがありました。その時すぐに「このショップのスタイルを日本でもポピュラーにしたい!」って思ったんですけど、留学期間がおわり日本(東京)に戻ってくると、ドンピシャのタイミングで「シアトル系珈琲ショップ」といわれる形態の店舗が大手チェーンとして出来上がり、日本でもブームになっていました。まあ、あの味が、あのスタイルで日本でも気軽に楽しめるという点ではうれしくもありましたが、「自分が」と思っていた分、同時に悲しさも混ざったりで微妙でしたね・・・。 
 その後、やけになったわけでもないのですが(笑)、アメリカやヨーロッパ、日本の各地を旅してまわりました。僕が海外に行ったのは、元はといえば珈琲を飲みにいったのではなく(苦笑)、空間プロデュースみたいな仕事がしたくて、世界の様々な店舗をじかに見てまわりたい!という理由からなんです。
 そうやって旅を重ねるうちに、世界のどこにいても僕が居心地がいいと感じる空間が少しづつ絞られてきました。それが珈琲などの飲めるカフェだったんです。そうしているうちにだんだんと自分のやりたい事のイメージがわいてきて、まず日本に戻って資金を作ろうと就職しました。遊園地のアトラクションのエンジニアや、シアトル系の大手ショップで働いたりしました。バリスターの技術などはこの頃覚えたものです。
 そうこうしているうちに、具体的にショップを出したいな〜と思いはじめ、どこにショップをだそうか?と考えたとき、昔シアトルで思ったように、ポピュラーでない地域に、自分独自の空間をもつショップを出し、その地域のみなさんに、僕がシアトルの空間で感じた、あの感覚と同じような体験してもらえたら……と思うようになりました。
 そんな時、僕の地元である日向市に戻ってくる機会があって、ついでにいろいろと地元の状況をみてみたのですが、東京ではあれだけお目にかかるシアトル系といわれる珈琲ショップも、宮崎市には数件あるものの、県北には当時まったくありませんでした。
 そのようなわけで、それなら自分の地元でもあるわけだし、日向でやってみようかな?と思ったのです。
 そして東京から日向市に住居を移し、まず、ワーゲンバスを買って移動式カフェバスをはじめました。移動式をはじめた理由としては、しばらく地元を離れていたので、街の状況を体で感じたかったのと、この手の珈琲を少しでも多くの人に知ってもらいたかったからです。
 コンンビニにいけばカフェ・ラテと表示してある飲み物はありますが、それとはぜんぜん別物ということを知らない方もいるでしょうし、また、地元の珈琲ファンの方たちの反応も気になるところです。そうこうしているうちに、いい物件に出会ったので店舗を構える事となりました。だからのカフェバスのころからのお客さんも非常に多く、今でも様々なイベントなどにもカフェバスで行くことから、遠方で出会ったお客様がドライブがてらに来店されたりすることが多いですね。とてもうれしいことです。そしてカフェバスでは中々演出することのできなかった空間も自分自身で作ることができるようになりとても楽しいです。自分自身が好きなので店内のインテリアなどは、日々変わっています。
 あえて完成形を作らないのが空間を楽しむポイントだと思います。そんなことから常連さんにはよく「また変わったね」っていわれます。こんな感じなので、今後も従来のカフェにとらわれないような店造り、空間造りを様々な場でやっていきたいとおもいます。みなさんもぜひ、お気軽にお越しください。」

napcafe・イメージ

 寒い日々が続いていますが、一人ででも、誰かと一緒でも、心を暖めてくれそうな雰囲気とメニューがそろったナップカフェ。
 雑誌や本を読みながら、ひとりで美味しいコーヒーや紅茶でまったりしたプライベートタイムを過ごすもよし♪また、バレンタインや何かの記念日に、とびきりのベーグルと、贅沢なスイーツを目の前にして、会話の弾む特別な時間を過ごしてみませんか♪

 


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