大分みちくさ小道2014「パンケーキ特集」レポート!
10/25〜11/30開催の街あるき企画『大分みちくさ小道2014』パンフレットより、大分市内に続々登場した”パンケーキ専門店”を特集をはじめ、全25個のプログラムの中から来春誕生の”OPAM大分県立美術館”や”府内町5番街”など「気になるプログラム」をピックアップしてご紹介!
今年も残すところあと2ヶ月足らず……。山や木々は紅や黄色に色づき、すっかり秋めいた風景が見られるようになりました。朝夕に肌寒さを感じつつも、日中はじんわりと汗ばむような暖かさに包まれ、ドライブや散策にはピッタリのシーズンだけに、お出かけ企画をされる方も多いのではないでしょうか。
さて、そんなシーズンに毎年、大分県大分市内の中心市街地を舞台に行われている”街あるき”企画『大分みちくさ小道』が、今年も10月25日〜11月30日に開催されています。
もちろんパワナビ編集部も、昨年に引き続き、主催されている”大分まちなか倶楽部”の門脇さゆりさんにアテンドして頂き、『パンケーキ特集』をはじめ、プログラムの中でも、特に気になるコンテンツをピックアップしてご紹介したいと思います。
ちなみに、もっとも気になる『パンケーキ特集』では、店舗の雰囲気だけでなくおすすめメニューも合わせてご紹介!また、その他の気になるプログラムでは、来年4月にグランドオープンする『大分県立美術館』の最新情報や、レトロな物件や石タイルが特徴的な商店街、さらに、街あるきにおすすめのランチメニューもレポート!
街あるき企画のエキスパートである門脇さんにご案内いただい所は、大分街中の言葉で”せど”と呼ばれる小道に店舗があったり、まるでヨーロッパの一角を歩いているような雰囲気の商店街があったり、全てにおいて、見て・歩いて・食べて・触って・感じられるような、五感で楽しめるスポットばかり☆大分市中心エリアの新しい魅力をたっぷりご覧ください☆
(レポート:中本望美)
【お問い合わせ】株式会社 大分まちなか倶楽部
住所:大分市中央町3丁目6-9ガレリア竹町
電話:097-573-7377
受付時間:平日9:00〜17:00
URL:http://oitamichikomi.com/
「大分みちくさ小道2014」とは?
▲大分まちなか倶楽部の門脇さゆりさん(画像右)
大分みちくさ小道(通称:みちこみ)とは、街の力を今後も維持し、次の世代に伝えていくためには、地域の若い世代が地域づくりに関わり、まちの自慢ができる、そしてその背中を見て育った子どもの世代がそれを熟成させていくという循環をまちに興すため、有志でスタートされた活動です。
(パンフレットより)
大分みちくさ小道2014のパンフレットには、街あるきプログラムの紹介だけでなく、自分自身がフリープランで街あるきを楽しめるように、パンケーキ専門店や人気のカフェ、雑貨ショップなどの店舗紹介や、街の歴史・文化・アートにふれることの出来るスポットの紹介が地図とともに詳しく掲載されています。
都合が合わずプログラムに参加できなくても、みちこみ期間が終了しても、街あるきMAPとしても重宝できるようになっています。また、ホームページにも詳細が掲載されていますので、ぜひご参考にされてください☆
気になる〜その1 パンケーキ特集
▲マップ及び1〜4の店舗紹介は公式ホームページより
パンフレットの中で、もっとも気になったのが『パンケーキ特集』。単にカフェランチの店舗紹介というのではなく、”パンケーキ”を専門としている店舗が4軒掲載されています。上記画像のように、それぞれが個性のあるスタイルでメニューを展開しているだけでなく、全ての店舗が生地をオリジナルで作られているというのが大きな特徴なのです!今回のレポートでは、それぞれの店舗を全て取材し、おすすめメニューとこだわりやコンセプトを伺ってきました☆
早速最初のお店に移動!
今回取材させていただいた4つの店舗は、大分市の中心部にある商店街の大規模なアーケードとして、昭和28年に日本で初めて建設省に認定された「ガレリア竹町アーケード」や、戦時中の戦火を免れて残ったレトロな建造物「赤レンガ館」、老舗デパートの「トキワ本店」や、その後ろに位置する「アクアパーク」など、街あるきの中でも注目すべきビューポイントがならぶエリアにあります。
この中心市街地には、ほんの5〜10分ほど歩くだけで、歴史あるアーケード、文化財として貴重な建造物、中心市街地出身の有名なアーティストの縁の地など、さまざまな見どころがたくさん詰まっているので、パンケーキの味とあわせて、途中の往来もゆったりと歩きながら楽しんでみてはいかがでしょうか☆
1)KURA’s Pancakes House
住所:大分市府内町2丁目4-8 若竹ビル
電話:097-578-6686
営業時間:
平日・土曜日 11:00~22:00(LO.21:00)
日曜・祭日 10:00~21:00(LO.20:30)
定休日:なし
パンケーキ特集の1軒目は、今年2014月1月にオープンしたばかりのパンケーキ専門店『KURA’s Pancakes House』。九州に飲食店を展開する『魚蔵』の系列店で、スイーツに特化した、魚蔵の中でも異色の店舗です。
府内アクアパークの目の前にあり、白を基調としてイエローとブルーを配色したパステルカラーと、アーチ型に切り取った壁が女子心をくすぐります。外壁に埋め込まれた大きなガラス窓から外の光が差し込み、とても爽やかで明るい雰囲気につつまれています。
店内には、曲線を基調としたインテリアや家具が配置され、また、あちらこちらに散りばめられた小さな雑貨が、おとぎ話に出てくるようなメルヘンチックな雰囲気を演出しています。取材当日も、空席がないほどのお客様(100%女性!)で賑わっていました。
おすすめメニュー
パンケーキ レモンメイプル 580円
ダッチオーブンで焼き上げ、メイプルバターを塗ってフレッシュレモンをたっぷりと絞る独特なスタイルのパンケーキ。熱された鉄鍋の肌に触れる部分はサックリと皮が張り、中央部分はまるでカスタードクリームのような風味でトロトロとした食感に驚かされます。
生地はパンケーキ以外に、トッピングによって、”ポップオーバー”も選択可能。ちなみに、ポップオーバーとは、パンケーキのふわふわ生地ではなく、外はサクサクで中はモッチリした食感で、シュークリームのシュー生地が近いかと思われます。パンのように手でちぎりながら、クリームなどのトッピングを付けて食べるのがスタイルです。
スイーツメニューだけでなく、パスタやピザ、焼き野菜などのサイドメニュー、パンケーキとのセットメニュー「KURA’Sプレート」(1,280円)など豊富な種類がそろい、小さなお子さま連れや男性の方など幅広い年齢層で重宝されそうです♪
▲苑内に水が流れ、ライトアップやイベントなどが行われる府内アクアパークの風景。画像右のように、店舗がすぐ目の前にあります!
2)fuwa-fuwa
住所:大分市分府内町1-3-18 ポラリス府内103
電話:097-576-7947
営業時間:11:30〜19:00
定休日:月曜日
パンケーキ特集2軒目は、地元の老舗デパート「トキワ本店」の後ろに位置し、人の往来も多い通りに店舗がある『fuwa-fuwa(ふわふわ)』。昨年2013年6月に、大分市内で初めてのパンケーキ専門店としてオープン。
もともとお菓子作り・パン作りが趣味で、毎日のように色々な種類を焼き、家族や友人に振舞っていたというオーナー夫人の中村由美さん。趣味が高じてインストラクターとなって教室を開き、その後、それまで培った技術とご主人の料理の腕を活かしてビストロをオープン。そちらでも焼きたてのパンやお菓子を提供していたそうですが、やはり自分たちの原点であるパンや焼き菓子を中心としたお店づくりをしたいとの思いから、それまでに大分市内にはなかった『パンケーキ専門店』として再オープンしたのだそう。
店内は真っ白な壁に囲まれる中に白いテーブルセットが置かれ、優しい光が差し込む心地よい空間となっています。
オーナーの中村夫妻がパンケーキ専門店をオープンする前に、日本だけでなく海外にも渡り、さまざまな店舗を歩いた中、ハワイにあるパンケーキショップの味にインスピレーションが沸いたのだそう。また、身内にサーファーがいることもあり、カラフルなハイビスカスやサーフボードなど、ハワイアンなグッズもディスプレイされています。
▲中村由美さんが制作した作品集(画像左)
店舗受付だけでなく、個人的に依頼されたバースデーやクリスマスなどのホールケーキは数知れず!
店内で提供される焼き菓子は購入可能(画像右)(小:150円 筒型:250円)
おすすめメニュー
リリコイソース パンケーキ 1,250円(ドリンク・焼き菓子セット)
※ドリンク・焼き菓子はおかわり自由!!(ドリンクは最初にオーダーした種類のものに限ります)
オリジナルのパンケーキは、ふわふわとしたスフレのような、スポンジケーキを思わせる見た目ですが、ナイフを入れるとしっかりとした弾力もあり、甘さ控えめで食事パンとしても十分お腹を満たしてくれるボリュームがあります。家庭でなじみのあるパンケーキの風味も感じられ、ホッとできる安心感をもたせつつ、しかし家庭では中々味わうことのできない逸品です。メニューは全てドリンク・焼き菓子がセットになって一律1,250円の設定。ドリンクや焼き菓子はおかわり自由なので、パンケーキが焼きあがるまでの時間を持て余すこともありません☆
開発に1番苦労したというのが、パッションフルーツを使用した『リリコイソース』。見た目はカスタードのようですが、フルーツの酸味が効いており、かなりあっさりしています。また、生クリームは、九州の大牟田市にある乳業メーカーのものをチョイス。脂が少なくサラリとしており、ミルクの香りが豊かに感じられるのが特徴。ふわふわのパンケーキとの相性は抜群です!
他にも、大分市ではめったに見かけることのないドイツ風パンケーキ『ダッチベイビー』や、キッシュや生ハムがワンプレートになったモリモリサラダとのセット(1,850円)など、食事系メニューも数多く揃っています。
▲パンケーキ・料理担当の中村由美さん(画像右)
中村由美さんコメント↓
「自分が”本当に美味しい!”と思えるものを提供したいので、粉はプライベートでもお気に入りの国産小麦を使用し、また、ゆっくりと過ごしていただきたので、焼き菓子もいろいろな種類を準備しています。自分が好きで始めたことだから続けられるし、好きというパワーを貫けば、ちゃんと形になって大きく育つし、さらに多くの人との縁を繋ぐことができるということを伝えられたらうれしいです」
※2014年12月初旬には、現在地から徒歩10分ほどの距離にある新店舗に移転予定。
新店舗住所:大分市金池町5丁目1-20
電話:現在と同じ
3)LANI cafe PLACE(ラニカフェプレイス)
住所:大分市中央町2丁目3-16
電話:097-578-7648
営業時間:11:30〜23:30(LO.22:30)
定休日:不定休
続いては、今年2014年7月2日に開店し、大きな広報もなく口コミで話題が広がり、わずか3ヶ月で連日多くの人でにぎわう人気店となった、中央町アーケードの中にある『LANI cafe PLACE』をご紹介します。
こちらは、府内町にある『Re Q(りきゅう)』というダイニングレストランからスピンオフし、パンケーキ専門店としてオープンした店舗で、食事系メニューを一切置かず『スイーツ』にこだわり抜いたカフェなのです。
オーナーがハワイ好きとあって、店内は木々やグリーン、レンガなどの自然素材を活かしたシックなハワイ調の造りになっています。また、家具インテリアはひとセットずつデザインが異なり、さらに、それぞれの席から見える視線の先にオシャレなランプや雑貨などがディスプレイされているので、待ち時間や1人でのカフェタイムも心地よく過ごすことができます☆
ちなみに、”LANI”とは、ハワイ語で”天使”という意味なのだそう。
おすすめメニュー
▼マカダミアホワイト 1,480円(ドリンクセット)
2段重ねのパンケーキにたっぷりと白いマカダミアソースがかけられ、ナッツを散りばめられた、今まで見たことの無いようなパンケーキ。ミルクチョコのような甘さを想像して食べてみると、ほんのりミルクの風味とナッツのコクと甘みの中に少しの塩分が感じられ、見た目以上にとても軽やか。いい意味で裏切られたい人は、ぜひお試しください!
▼ぱりぱりブリュレパンケーキ 1,350円(ドリンクセット)
二枚のパンケーキに玉子たっぷりの濃厚なブリュレソースをサンドし、表面をキャラメリゼしてぱりぱりの食感をプラスした今秋新作のメニュー。甘酸っぱいフルーツソースと、パリっとおせんべいのようなドライオレンジ、飴細工がとても華やか!
セットのドリンクは、月・星・天使・くま・パンダなど定番キャラクターからシーズンイベントキャラまでさまざまなカフェアートが描かれ、よりいっそうテンションあがります☆
しかし、何よりも1番衝撃を受けたのが、基本となるパンケーキ!ふわふわで弾力があるのにもかかわらず、食べ口が空気のような軽やかさで、あっという間に平らげてしまいます。秘密はしっかりと泡立てられたメレンゲと、焼く直前に仕込まれる出来立ての生地、そして一定の温度で焼きあげられる大判の鉄板にあるのだそう!
元々『Re Q(りきゅう)』でも”天使のパンケーキ”というメニューが人気を集めていたこともありましたが、それとは全く別物のパンケーキを試行錯誤の末に開発し、現在のパンケーキの生地にたどりついたとの事。カフェアートもスタッフのアイデアで毎日のように新作が出来上がっているのだそう。
お休みの日にご対応いただきました光安店長をはじめスタッフのみなさま、お忙しい中ありがとうございました!
4)MILK BOY mafia(ミルクボーイマフィア)
住所:大分市中央町2-7-22ピアッツアドゥオーモ1F
電話:097-538-2128
営業時間:11:00~23:00
定休日:水曜日・第3火曜日
パンケーキ特集最後の店舗は、パンがベースという事でつながり、”フレンチトースト”を専門にした『MILK BOY mafia(ミルクボーイマフィア)』。中央通のアーケードから、大分弁で”せど=小道”を抜ける途中にあるピンク色のボードが目印のカフェで、テラス席には紅白のソファーセットがおかれ、とても”mafia(マフィア)”という店名からは想像できないようなポップで可愛らしい雰囲気です。
▲ショップカラーであるピンク色の看板(画像左)。メニュー表はフリーペーパーのような作りで持ち帰りOK!(画像右)
ピンク色の天井の下に並べられた真っ赤なソファーが印象的な奥行きのある店内。入り口近くの広い一角には、幾何学的な模様の大きな3人がけソファーセットもあり、「可愛いだけじゃない」という演出のアクセントになっていました。
もちろん素材はとことん厳選をしたものだけを使用。例えば、”ゴールデンミルク”といわれる日本で2〜3百頭しか飼育されていない久住育ちの牛から絞られる希少な”ガンジー牛乳”や、市内のパン屋さんと作り上げたミルクボーイのためだけのフレンチトースト用パン、黄身が濃厚な”蘭王”など、大分県内の上質なものだけを集めているとの事です。
おすすめメニュー
▼B/B/B/B(クアトロベリー) 4ピース1,400円 6ピース1,700円
ストロベリー・ブルーベリー・ラズベリー・ブラックベリーの4つのベリーが豪快にトッピングされたベリーづくしのメニュー。フレンチトーストは、柔らかな食感からしっかりとした歯ごたえに変わり、咬めば咬むほどパン自体の風味が口の中に広がります。プレートには、ガンジー牛乳を使用したミルク風味豊かなソフトクリームもセットされ、とても食べごたえのある一品です!ソフトクリームはテイクアウト(400円)も可能ですよ☆
只今移動中
パンケーキをお腹いっぱい頂いたところで、昨年の大分中心市街の街あるきレポートで気になった商店街”府内5番街”が、今年もプログラムに組み込まれているとの事で、ご担当の方にお話しを伺いに行きました☆
気になる〜その2 府内5番街商店街と街歩き
ツアー名【建築家の事務所ツアー】【街のライフスタイル】
街に一体感をもたせようと、昨年12月頃より企画を本格的に始動してイメージカラーとオリジナルロゴが完成。それらがデザインされたフラッグが商店街の入り口から規律正しく掲げられた「府内5番街商店街」は、ネイビー色のクラシックなフラッグや、みかげ石がモザイク調に敷き詰められた歩道、レトロな建物、アーティスティックなモニュメントなどが相まって、まるでヨーロッパの街並みのようです。
▲上品でクラシックな雰囲気の商店街を歩くだけでとても画になる!
こちらが「府内5番街商店街振興組合」の事務所入口。建築家が設計し、ロゴと色がコンセプトにあわせてデザインされ、とてもオシャレな造りになっています。
大分中心市街地にはこのように建築家が設計されたオシャレな事務所が多く、しかも通りに面していない奥まった場所などにあるため、あまり一般の方に気づかれることも見られることもないのですが、今年の『みちくさ小道』では、そのような事務所巡りのプログラムが11月7日に開催されました。
そこで、そのプログラムの”誘い人(アテンダー)”である、府内5番街商店街振興組合副理事長・藤井俊之さんに、商店街の取り組みなどについてインタビューしました☆
「”この商店街に行ってみたい”と思えるような雰囲気創りやイメージづくりはとても重要です。昨年12月頃から本格的に動き始め、組合員の方々と競技して共通ロゴとカラーを決め、パンフレットは商店街のブティックの方にデザインして頂きました。そして、商店街の事務所は、組合の方だけの利用ではなく、訪れてくれた方々への情報発信の場で無くてはならないと思っています。そのためには、尋ねやすい場所になければならいし、もちろん不快な思いをさせてはいけません。そんなことから、奥まった場所にあった事務所を一新し、建築家にデザインしていただいて、通りに面した場所に移動させました」
▲画家北村直澄氏のイラスト入りエコバッグやロゴ入りのタオル等のオリジナルグッズ。事務所で購入可能!
「まずは街をフィールドに楽しむための企画として、目の前の通りでオープンカフェをしました。最初は交通事情や周囲の意見など、かなり厳しいものがあり、イベント当日のみしか実施出来ませんでしたが、その後だんだんと期間が伸びてきて、3ヶ月間、そして7ヶ月間という長いスパンでカフェセットとパラソルを設置できるようになりました。昨年からは大分市で初めて”オクトーバーフェスト”を開催し、商店街のお店も活動に深みが出てきたと感じています。街と人とが行き来することで、新しいエネルギーが生まれ、それが活気となって、街が潤う。今はまだ見えないかもしれませんが、着実に体力をつけて育っているので、これからもさまざまな企画にチャレンジしていきたいですね」
その他にも、大分中心市街地の商店街と連携し、買い物された方に駐車場のサービスができるシステム”おおいたパーキングネット”や、ハロウィンやクリスマスなどのシーズン企画なども実施中。商店街に来られた方は、ぜひ事務所に足を運んでみてください☆
気になる〜その3 新アートエリア OPAM大分県立美術館
☆アートまちあるきコース詳細はこちら↓
URL:http://oitamichikomi.com/free2.php
2015年4月24日(金)にグランドオープンする『OPAM(Oita Prefectural Art Museum)大分県立美術館』。現在は着々と準備が進められ、外枠が出来上がった外観を通りから眺めることが出き、地元の方だけでなく、全国からも注目と期待を集めています。そんな最新の美術館がどのようなコンセプトなのか、また、オープニングにあたってどのような企画が進められているのか、ご担当の大分県芸術文化スポーツ振興課芸術文化企画班主幹の小杉淳子さんにインタビューさせていただきました☆
Q:OPAM大分県立美術館のコンセプトを教えて下さい。
「大分県立美術館のテーマは、『出会いと五感のミュージアム』です。芸術と出会うことで、視覚だけでなく空気感や匂いや感触など、芸術は身体と心を合わせて何かを感じとっていただける、そしてその感じたことで、心が豊かになったり、笑顔になったり、視点が変化したり、日常の色々な場面で少しずつ影響していく。そんな繋がりを作る場所として、どなたでも芸術・文化を体感して頂けるように、街に開かれた美術館を目指しています」
Q:大分みちくさ小道と大分県立美術館との関わりは?
「美術館は、大分駅から歩いて10分ほどの距離で、目の前には”iichiko総合文化センターがあるというすばらしい好立地になります。また、文化センターとはペデストリアンデッキ(上空通路)でつながり、簡単な往来が可能になり、この中心地が新たな芸術文化発信の原点になると確信しています。だからこそ、現時点で県立美術館がどのようなものかを多くの方に知っていただきたく、OPAM誕生祭の一環として、みちくさ小道2014のプログラムの中でもこのエリアを街歩きしていただきました」
Q:OPAM誕生祭はいつになりますか?
「11月23日〜11月30日限定で、竣工記念イベントを開催します。この期間は美術館を一般公開し、大分県立美術館の新見隆館長、建築家の坂茂氏によるトークイベントや作品展示などの催しが企画され、さらに入場は無料となっておりますので、気兼ねなく本物の美の世界や、世界的建築家のデザインを体感することができます。誕生祭の後はまた閉館し、4月24日(金)グランドオープンの準備をさせていただきます。グランドオープンでは、世界各国の大変貴重な名画や芸術品をあつめ、これまでにご覧いただいたことのないような、グランドオープンに相応しい世界的な展示となります。こちらもぜひ足を運んで世界の本物の美を五感で感じていただきたいと思います」
※詳しくはホームページに掲載されています。http://www.opam.jp/op/
Q:パンフレットにある『びび』とは何でしょうか?
「『びび』とは、大分県立美術館とiichiko総合文化センターを中心に大分県の芸術・文化を楽しんでもらうためのメンバーシップです。県立美術館のコンセプトは『出会いと五感のミュージアム』とお伝えしたように、本物の芸術・文化を通して”ビビビビビッ”と感動や興奮、歓喜、運命など思いもよらない刺激が心と身体と脳に一瞬に駆け巡るような直感と、”本物の美”を込めました。メンバーの方には、最新の情報をいち早くお届けするだけでなく、特別内覧会への招待や鑑賞割引、文化センターの先行予約などのほか、商店街の方々に協力して頂き、ショップや飲食店のメンバーシップ割引や特典があります。ニューズレターには、メンバー限定のアーティストとの交流会や見学会を企画して掲載しているので、もっともっと芸術文化にふれるチャンスを手に入れることができます。ぜひこの機会にご入会お待ちしています」
※『びび』について詳しくはこちらをご覧ください↓
https://www.facebook.com/bivioita
▲iichiko総合文化センターから見た大分県立美術館。
▲総合文化センターとをつなぐペデストリアンデッキ(上空通路)。
世界的建築家の坂茂氏による設計で、「街に開かれた美術館」を目指し、前面ガラスは可動式の水平折戸にすることで、開放すると外の縁との隔たりをなくす連続した空間を実現。また、外壁には大分県の伝統である竹工芸をモチーフにデザインされています。
大分県立美術館は来年2015年4月24日(金)にオープンですが、竹町ドーム広場帆船モニュメントのすぐ近くには、『OPAMまちなか支局』があり、大分県立美術館の情報や大分県の芸術活動、アートイベントに関する情報を収集することができます。
大分県立美術館まちなか支局
住所:大分市中央町1丁目5-2
電話:097-560-0407
受付時間:11:30〜18:30
定休日:月・火曜日・祝日
▲支局内にも、さまざまなアート作品が展示されています。
気になる〜その4 その他の気になるプログラム
・大分路上観察学会ぷれぜんつ トマソン探偵団 その3
・JR九州大分駅&大分車両基地 バックヤードツアー
・有元利夫展と美術館 バックヤードツアー
気になる〜その5 オムライスのお店『cafe room LAFF+』
住所:大分市中央町2-8-23トランプBuilding 2F
電話:097-511-1781
営業時間:11:00〜22:30(本日の限定ランチは11:00〜15:00)
街歩きをしていて気になったのが、竹町ドーム広場から歩いて1分ほどの近い路地面にある、オムライスの絵が可愛らしい看板のオムライス専門カフェ『cafe room LAFF+(ラフプラス)』。2階階段をあがると店舗入口が正面にあります。
照明ランプがそれぞれ違った形をしており、とてもカラフル。壁には大きな絵が描かれ、コンクリートむき出しの無機質な床が落ち着きをプラスしています。もともと市内の有名フレンチレストランでシェフをしていたという宮川オーナーがご友人と始めたカフェで、内装は創業当時にオーナー達が手作業で準備したとのこと。フランスの下町レストランや家庭のような、手作り感のある温かい雰囲気が漂っています。
現在は1人で料理から運営までを担っており、ソースからスイーツまで細部に至るまで既製品を使用せずに全メニューを1人で作り上げているのだというから驚きです。
それでは、早速オーナーおすすめと、人気のメニューをご紹介いたします☆
玉子は創業50年以上の老舗『藤野屋』の新鮮卵、お米はオムライスにあうものを探してたどり着いたお米農家から直接仕入れ、野菜などの食材は地元産のフレッシュなもの、脂の軽い生クリームを使用するなど、素材を厳選しながらも、オムライスは1,000円前後というリーズナブルな価格設定。デザート・サラダセットやスイーツ単品メニューなどがあり、ランチタイムには日替わりで単品メニューが800円で提供されています。
おすすめ・人気メニュー
▲見てみて!ビックリ緑のオムライス 980円
見て本当にびっくり(笑)!とても鮮やかなグリーン色したオムライスです。こちらはほうれん草の自家製ペーストが混ぜ合わさったものだそうですが、青臭さは全くなく、玉子のコクの中にあっさりとしたみずみずしさを感じます。玉子の中はチキンライスが包まれており、昔懐かしいケチャップ風味と、濃厚な白いクリームソースがとてもマッチしています。
▲一番人気!ズーチークリームソース 980円
老若男女問わず人気を集めるのは、糸をひくトロトロチーズとクリームソースがたっぷりトッピングされたこちらの一品。濃厚なソースはいっそうコクと深みが増し、ボリュームもアップして食べごたえ十分。玉子とチーズ好きには外せないメニューです!
▲王道のこくうまデミグラスソース 940円
ゼロからオーナーがつくるフレンチレストラン仕込みの絶品デミグラスソースとトロトロ玉子のオムライスとの王道メニュー。玉子のとろみとデミグラスソースがしっかりと絡みあい、チキンライスと一緒に頬張るとなんとも言えない幸せな気分に浸れます。
オーナー自家製のスイーツ各種。ガトーショコラやチーズケーキ、季節の野菜やフルーツなどを用いた期間限定スイーツなど、種類豊富に揃っています。
「今年2014年2月にオープンしました。自分のお店を持つことを志していて、メニューは自分が大好きな卵料理と決めていました。しかし、単純なオムライスだから、1つ1つの素材が重要になってきます。素材を吟味してできたここのオムライスを食べて、その素材に興味を持って頂き、その先に拡売へと繋がってもらえたらうれしい、そんな思いで店名に『+(プラス)』と付けました。これからは、モーニングやナイトバーを展開できるような事業にしてみたいと思っています」
アテンドして頂いた、大分まちなか倶楽部の門脇さゆりさん、取材させて頂いたみなさま、お忙しい中にご協力いただきまして、本当にありがとうございました!